『ウィキペディア（Wikipedia）』によると

クシュティ（Kushti）、コシティ（Koshti）とは、アフガニスタンやパキスタンで行われているレスリングのような格闘技。また、その格闘技でトレーニングする際に使用する道具のこと。
身体にオイルを塗って滑りやすい状態にして戦う場合もある。土俵はないが、相撲のように戦い、寝技はない。「スタンドレスリング」といった趣である。腰にヒモを付けて戦うため、それを掴んで攻撃することが可能である。
元々はペルシアの神に捧げた儀式だったと言われている。

日本に紹介したのは、プロレスの神様といわれるカール・ゴッチ。但し、ゴッチ自身もあまりよく理解していないようで、断片的な情報しか日本にはない。

この格闘技の現地での正しい名称はミール（ミル）というようで、クシュティというのはミールでトレーニングに使用する道具の名称である。主に木製で作られており、先が太く握りが細い棍棒のような道具を頭上で振り回してトレーニングする。格闘技名と道具名が混同し、誤って名称が伝わったようである。
この道具は、ゴッチの弟子であるアントニオ猪木に伝えられ、新日本プロレスの道場での伝統的なトレーニングの一つとなっている。

日本プロレスのコーチに就任して「ゴッチ教室」を開き、アントニオ猪木に卍固め、ジャーマン・スープレックスを伝授したカール・ゴッチ。
その後、フロリダ州タンパの「ゴッチ道場」において、藤波辰巳、木戸修、藤原喜明、佐山聡、前田日明らプロレスラーを数多く育成したカール・ゴッチ。

そのカール・ゴッチが指導するキャッチレスリングのためのコンディショニング法。
カール・ゴッチ亡き（2007年7月28日21時45分、アメリカ合衆国フロリダ州タンパ市にて82歳の天寿を全う）今、このゴッチ式トレーニングの継承が求められている。

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